これから勉強を始めるみんなへの自習用推薦教材
~基礎から上位難関大学受験まで~

マス・モーリン的自習要推薦教材です。基礎から難関大学受験用まで一通り揃えています。各科目へは以下のリンクでどうぞ。
 英語 ・ 数学 ・ 国語 ・ 社会 ・ 理科

(1)英語

【中学校・高校受験英語】
●『これでわかる英語中学1年』『これでわかる英語中学2年』『これでわかる英語中学3年』(文英堂)
 文英堂はビギナー向け参考書に強味を持つ出版社ですが、特に『これでわかる英語中学1年』は「発音記号」の説明が丁寧なので、助かります。中学校では「発音記号」を最初に教えることもなく、英語の勉強をどんどん進めてしまうため、発音問題がネックになって学習が進まないことに気付かない場合があります。

●『新中学問題集 英語1年』『新中学問題集 英語2年』『新中学問題集 英語3年』(教育開発出版)
 非売品ですが、学校や塾でこの「新中問」を使用している人は、これを徹底的にやることが学力アップに最適です。
●『高校入試 重点検討 英語』(教学研究社)
 高校入試に向けて、中学3年分の英語の総まとめをするのによく使われます。

●『中学総合的研究 英語』(旺文社)
 いわゆる「辞書本」です。調べるために使いましょう。

●『国公立高校受験用 英語 正答率50%以上の入試問題』『国公立高校受験用 英語 正答率50%以下の入試問題』(旺文社)
 過去問演習段階に入った時、「50以上問題」→「過去問」→「50以下問題」(→「過去問」)といったような使い方をします。

●『英検4級過去6回全問題集』『英検3級過去6回全問題集』(旺文社)
 英検は漢検と共に高校入試での内申点に換算されることがあります。3級以上は面接が入るため、しり込みしてしまう人もいますが、当たってくだけろで何度も挑戦して、中学校卒業までに3級は取得しておきたいところです。別売CDも活用しましょう。

●『NHK基礎英語』(NHK)
 中高一貫校の中にはNHKの基礎英語を自習用教材に指定して、定期テストに活用している所もあります。CDをプレーヤーに落とせば移動中の電車などで聴けるので、耳慣れにいいでしょう。ただ講師によってストーリー構成の面白さが違うので、当たり外れもあります。高本裕迅(こうもとゆうじん)講師などは面白い方だと思います。

【英単語】
●『ターゲット1000』『ターゲット1900』(旺文社)
 ターゲットは「体育会系」の単語集です。「ダッシュ50本!つべこべ言わず、とにかくやれ!」みたいな所がありますので、機械的反復作業が苦にならない人向けです。

●『速読英単語入門編』『速読英単語必修編』『話題別英単語リンガメタリカ』(Z会)
 速読英単語は「読み物系」の単語集です。ターゲット的な無味乾燥さが耐えられない人が多く使っています。たくさん文章を読んで、「生きた単語」として理解とインプットを図る方式です。CDを使って英文朗読を聴き、リスニング教材として活用する場合もあります(この場合、ターゲットと併用する「パラレル・ラーニング」も考えられます)。上位難関大を目指す人は「テーマ別英単語」であるリンガメタリカまで視野に入れたいところです。

●『データベース3000』『データベース4500』(桐原書店)
 長文あり、CDあり、分野別単語ありの総合的単語集です。「いいとこ取り」ですね。

●『DUO3.0』(ICP)
 基本語彙をカバーするべく作り込まれた560例文を覚える、「例文形式」の決定版です。大学受験のみならず、海外留学まで視野に入れることができるでしょう。


【英文法】
●『Forest』(桐原書店)
 従来の辞書的な文法書とは打って変わって、丁寧でかつ無駄がなく、効率的に説明がされています。口語ではこういう形になっているなど、現在の状況もふまえており、基礎から一通り文法を押さえるという点では実に使いやすい参考書です。

●『ロイヤル英文法』(旺文社)
 英文法書の頂点で、英語教師が必ず持っていると言ってもいい参考書です。「日本人の英語」を語らせたら右に出る者がいないと言われるマーク・ピーターセン氏が編集に参加しており、たいていの文法上の疑問はこの1冊で解決されます。

●『英文法解説』(金子書房)
 いわゆる「辞書本」です。探究心旺盛な人は文法問題でも疑問がいろいろ湧き起こってきて、通常の辞書や文法書では解決できない場合があります。辞書本はそういった時のために1~2冊そろえておくとよいでしょう。

●『マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)』『マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)』(Cambridge University Press)
 中学・高校から留学する人やサマースクールなどに参加する人には、こういった「世界標準」の英文法書がいいかもしれません。日本の大学受験用英文法書とはまた違った説明・味わいがあります。

●『一億人の英文法』(東進ブックス)
 「イメージ重視」の話すための英文法書です。ネイティブとノン・ネイティブとの最大の違いは「語感」、すなわち「イメージ」です。文法理論なら日本人でも英語ネイティブに勝つことができますが、その言語空間で長年育まれた「語感」「イメージ」というものはノン・ネイティブの最大の弱点と言えるでしょう。

●『トレーニングノートα 英文法』(受験研究社)
 わずか60ページ余りのビギナー向け問題集ですが(とにかく薄い!)、基本的な文法事項を必要最小限押さえることができます。2~3週間で全部終わることも簡単にできるでしょう。文法は一通り押さえなければなりませんが、かといって詳しくやりすぎるときりがないため、最初はなるべくペラペラのものを使うと便利です。

●『NEXT STAGE英文法・語法問題』(桐原書店)
 英文法問題集に関しては桐原書店に圧倒的な強みがありますが、これもその1つです。大学入試で必要な文法知識をまとめるのに役立ちます。上位難関大学狙いなら90%は死守したいところです(後半はだんだん難しくなるので80%死守)。

●『即戦ゼミ3 英語頻出問題総演習』『即戦ゼミ8 基礎英語頻出問題総演習』『即戦ゼミ11 英語頻出問題入門演習』(桐原書店)
 上位難関大学狙いなら3、中堅大学までなら8、基礎に不安があれば11からの開始となります。特に英頻3は定番でしたが、アトランダムな仕上げ用なので、系統的な文法的説明・理解を要する人の場合は問題数をこなしている割に意外に文法問題が得点源になっていない、というミスマッチが起こり易くなります。


●『大学受験スクランブル総整理 基礎英語総合問題演習』『大学受験スクランブル総整理 英語総合問題演習』『大学受験スクランブル総整理 ハイグレード英語総合問題演習』(旺文社)
 英頻3などで挫折した人は、スクランブル総整理あたりで文法事項の再確認をすることになります。普通は真ん中の標準レベルをこなせばいいと思いますが、基礎が弱ければ基礎レベルを、上位難関大学を目指す人はハイグレードレベルまで考えてもいいかもしれません。

●『英文法ファイナル問題集 標準編』『英文法ファイナル問題集 難関大学編』(桐原書店)
 どんな英文法問題集を使っていても「最後はファイナル問題集」ということになります。1回50問で10回分あります。標準編で80~90%はコンスタントに取りたいところです。基本的に文法問題は「一息50問」という処理能力をつけておきたいと言えます。


【英文読解】
●『基礎英文問題精講』(旺文社)
 いわゆる「あらゆるジャンルの読み物による総合的読解力養成主義」の「旺文社流」スタンダードです。例題60個を全訳して、「徹底精読」の訓練に使います。これが大学受験英語の見極めとなり、これをこなしてやっと「G-MARCH」レベルです。東大や医学部、早慶に行きたければ、さらに上のレベルにチャレンジしなければなりません。

●『英語長文問題精講』(旺文社)
 基礎英文問題精講で第一段階の「徹底精読」(読解の基礎確立)の訓練が終了したら、第二段階の「長文対応力」「設問対応力」の訓練のために使用します。この段階では打って変わって質・量共に3倍化し、「知らない単語だらけ」「構文が分からない所だらけ」「心が折れそう」という文章に挑んでいく必要があります。慣れとは恐ろしいもので、20題、30題と続けていくうちに、「はいはい、どうせまた難しいんでしょ?何、何、次は何だっての?あ、この設問は本文と無関係に取れるじゃん!」といった感じになります。これが実戦のためには欠かせない能力・要素です。

●『英語総合問題演習 基礎編』『英語総合問題演習 中級編』『英語総合問題演習 上級編』(駿台文庫)
 「英語の駿台」と呼ばれる伝統を築き上げた伊藤和夫氏の「ロジカルな構文主義」を学びますが、『基礎英文問題精講』『英語長文問題精講』の訓練(ほとんどの人が「長考派」になります)で失われがちな「スピード」を訓練することが主眼です。かつて東大・京大受験において二大流派であった「旺文社流」と「駿台流」を併用して、いいとこ取りをしたいものです。『基礎英文問題精講』例題60個、『英語長文問題精講』例題60個、『英語総合問題演習 基礎編』例題20個、『英語総合問題演習 中級編』例題20個、『英語総合問題演習 上級編』例題25個、の合わせて185例題をこなしていけば、たいていの人は「ハード・ファイター」になります。

●『速読即解英語長文』(旺文社)
 「テーマ別読解」の問題集として良質です。英文読解では、「読解力」の養成以外にも、主要テーマに関する「基本的知識・見解」を習得しておく必要がありますが、こういった「教養ベース」が構築されると「先読み」が可能になります。

●『ディスコースマーカー英文読解』(Z会)
 文章の論理構成を見抜くカギとなる「ディスコースマーカー」に着眼した読解書です。「大意要約」などの訓練に向いています。


【英作文】
●『〔入門編〕英作文のトレーニング』『〔実戦編〕英作文のトレーニング』『〔自由英作文編〕英作文のトレーニング』(Z会)
 英作文は単語・熟語・文法・構文・読解の次に来るもので、最も総合力を要求されますが、真面目に取り組めば最も短期間に英語力を伸ばしてくれます(地力がつくこと請け合いです)。そして、英作文と言えば、かつてはZ会の独壇場でした。入門編の例題には添削例が出ていて、どんな点を間違いやすいかが分かりやすく、ネイティブのコメントが付いていて、2通りの模範解答が示されています。実戦編は標準編・上級編・自由英作文編という段階式構成で、単純な発想で書ける「合格解答」とさらに洗練された「模範解答」を複数提示しているので便利です。自由英作文編は『ディスコースマーカー英文読解』の執筆陣によるもので、「ディスコースマーカー」を駆使して、英文を筋道立てて書く方法論を展開しています。

●『ガリレオの英作文』(プレイス)
 難しい和文でも、その言わんとする意味をつかみ、簡単な英語の文法や単語で表現することに徹した演習書です。ごく平均的な英語力の人が立派に和文英訳が出来、自然な英文が書けるようになるための方法の習得を目的としています。

●『宮崎の今すぐ書ける英作文 和文英訳編』『宮崎の今すぐ書ける英作文 自由英作文編』(東進ブックス)
 英作文では「和文和訳」→「和文英訳」という作業が必要になりますが、情緒言語、あいまい言語である日本語を論理的日本語(中間日本語とも言います)に変換することで、論理的言語である英語に変換しやすくなります。和文英訳編ではこうした「英訳しやすい日本語に置き換えて書く」方法論がメインで、自由英作文編では「何をどう書けば点になるか」という観点がメインとなっています。


  【リスニング】
●『速読速聴・英単語Daily1500』『速読速聴・英単語Core1900』(Z会)
 単語集ですが、リスニング用教材として、センター試験リスニングから東大英語リスニングの基礎作りにまで使えます。

●『灘高キムタツのセンター英語リスニング合格の法則 基礎編』『灘高キムタツのセンター英語リスニング合格の法則 実践編』『灘高キムタツの東大英語リスニング』(アルク)
 東大英語のネックとも言えるリスニング対策用の教材としてよく使われています。リスニングで高得点を出している人は大体高1ぐらいから何らかの教材に取り組んでおり、苦手意識がある人でも高2秋ぐらいから手をつけ始めています。

●『大学受験リスニングマスター』(学研)
 量をこなす演習形式です。リスニング教材は「絶対の1冊」的な存在がないため、いくつか自分で試してみて、やりやすいと感じるものを使い込んでいくのが現実的です。

●『大学受験パーフェクトリスニング実戦編』(駿台文庫)
 問題量が多く、東大や外大対策として数をこなす際に使用されます。


【英会話】
●『世界一わかりやすい英語の発音の授業』(中経出版)
 予備校で英語の授業の初めに、90分講義×6回を費やして「発音」の授業に当てている有名講師によるものです。外国語学習において、発音のコツをつかむことは非常に重要なのですが、従来の英語学習においてはやや軽視されていた分野だと言えます。本当は「聞く」と「話す」の訓練は車の両輪で、聞き取れないものは発音できませんし、発音できないものは聞き取れないものです。

●『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(ペレ出版)
 中学レベルのやさしい文型と単語・熟語だけでたくさんの英文をスピーディに作る「瞬間英作文」トレーニングで、英語が「ばね仕掛け」で出るようになる「英作文回路」を作ることを目指すものです。非常に反響を呼び、シリーズ化されています。

●『英検準2級過去6回全問題集』『英検2級過去6回全問題集』(旺文社)
 英検が大学入試で活用できる場合があります。普通は何度も落ちますので、早目早目に挑戦していきましょう。高校卒業までに2級を取っておきたいところです。2級から履歴書に書くことができます。準1級が帰国子女レベルですが、ここからいわゆる「英語ができる人」と見なされます。


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(2)数学

【小学校・中学受験算数】
●『陰山メソッド 徹底反復百ます計算』(ムック)
 小学校の時に徹底強化しておきたい基礎学力が「漢字力」と「計算力」です。これに「読書力」と「習慣力」がつけば無敵でしょう。「百ます計算」はシンプルながら、方法論としてはかなり有効です。

●『宮本算数教室の賢くなるパズル』(学研)
 「教えない教育」「算数1本やり」「無試験先着順入学」で驚異的な学力アップと合格実績を出している宮本算数教室のテキストです。基礎学力が弱い人、勉強が長続きしない人に向きます。種類とレベルが豊富なので、いくつかやってみるとおもしろいと思いますが、これらのテキストは「強制的にやらせる」ものではなく、「勝手にやる」ものなので、ここだけ気をつけましょう。

●『わかるできる 応用自在 算数』(学研)
 国公立・私立中学校受験対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。

●『小学高学年 自由自在 算数』(受験研究社)
 有名中学入試対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。「応用自在」を取るか、「自由自在」を取るかは好みです。強いて言えば、「応用自在」が若干基礎的、「自由自在」が若干発展的といったところでしょうか。

●『中学受験用 算数 ベストチェック』(日能研)
 コンパクトな実戦用問題集です。仕上げに使えます。

●『中学入試 でる順 算数計算900』『中学入試 でる順 算数図形300』『中学入試 でる順 算数文章題600』(旺文社)
 分野別強化型問題集です。スタート用にも使えます。


【中学校・高校受験数学】
●『これでわかる数学中学1年』『これでわかる数学中学2年』『これでわかる数学中学3年』(文英堂)
 高校数学でつまづいている場合でも、「これでわかる」シリーズなどを使って、中学校数学からやり直しをかけていくと、意外にスムーズに数学力の再構築が出来ます。小学校算数までさかのぼらなければならない場合は、全てをやり直すというよりも、「割り算のルール」「分数・小数の計算」「単位の変換」「距離・時間・速さ」「原価・定価・売値」「食塩水の濃度」といった苦手な分野を集中的に復習・確認すれば大丈夫です。

●『新中学問題集 数学1年』『新中学問題集 数学2年』『新中学問題集 数学3年』(教育開発出版)
 非売品ですが、学校や塾でこの「新中問」を使用している人は、これを徹底的にやることが学力アップに最適です。
●『高校入試 重点検討 数学』(教学研究社)
 高校入試に向けて、中学3年分の数学の総まとめをするのによく使われます。

●『中学総合的研究 数学』(旺文社)
 いわゆる「辞書本」です。調べるために使いましょう。

●『中学数学 代数の発展的学習』『中学数学 幾何の発展的学習』(文英堂)
 より発展的な「調べ学習」用です。

●『国公立高校受験用 数学 正答率50%以上の入試問題』『国公立高校受験用 数学 正答率50%以下の入試問題』(旺文社)
 過去問演習段階に入った時、「50%以上問題」→「過去問」→「50%以下問題」(→「過去問」)といったような使い方をします。


【数ⅠA】
●『数学Ⅰ』『数学A』(東京書籍、数研出版、啓林館など)
 これは教科書です。ただし、2012年度高校1年生から「新課程」が順次スタートしますので、自分の学年に合ったテキストを選ぶ必要があります。独学で学び始める人は教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。定評があるのは東京書籍と数研出版で、いずれも問題の数値設定からして評価されていますが、東京書籍の方がビギナー向けでしょう。啓林館も新課程導入に伴い、よく採用されています。教科書ガイドと合わせて使用します。
●『これでわかる数学Ⅰ+A』『理解しやすい数学Ⅰ+A』(文英堂)
 教科書のシンプルな説明に対して、より詳しい理解を求める時に役立ちます。

●『黄チャート数学Ⅰ+A』『青チャート数学Ⅰ+A』(数研出版)
 文系なら黄チャート、理系なら青チャートが一般的です。国公立大学や上位難関大学受験なら文系でも青チャートとされてきましたが、開成やラサールでも黄チャートが使用されていることは知っておいてよいでしょう。教科書が「公式理解」のためのものだとしたら、チャートは「パターン習得」が目的です。それなりに量があるので、まず例題だけで早く一巡することです。

●『大学への数学 1対1対応の演習 数学Ⅰ』『大学への数学 1対1対応の演習 数学A』(東京出版)
 理系的な「センス」を養う演習書です。「チャート」→「1対1対応」というじっくり型もあれば、同時平行でパラレル・ラーニングするという方法もあります。

●『本質の研究 数学Ⅰ・A』(旺文社)
 「パターン習得」の「チャート」や「センス養成」の「1対1対応」では抜けがちな、「なぜそうなるのか?」という意味・意義について説明を加えた解説書です。補強的に使うことができます。

●『初めから始める数学ⅠA』『元気が出る数学ⅠA』(マセマ)
 マセマの魅力は何と言っても「大学での数学」に直結していくことです。特に理系の人は大学に入ってからマセマの参考書を使う可能性大ですから、今からなじんでおくのも手です。

【数ⅡB】
●『数学Ⅱ』『数学B』(東京書籍、数研出版など)
 これは教科書です。ただし、2012年度高校1年生から「新課程」が順次スタートしますので、自分の学年に合ったテキストを選ぶ必要があります。独学で学び始める人は教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。定評があるのは東京書籍と数研出版で、いずれも問題の数値設定からして評価されていますが、東京書籍の方がビギナー向けでしょう。教科書ガイドと合わせて使用します。
●『これでわかる数学Ⅱ+B』『理解しやすい数学Ⅱ+B』(文英堂)
 教科書のシンプルな説明に対して、より詳しい理解を求める時に役立ちます。

●『黄チャート数学Ⅱ+B』『青チャート数学Ⅱ+B』(数研出版)
 文系なら黄チャート、理系なら青チャートが一般的です。国公立大学や上位難関大学受験なら文系でも青チャートとされてきましたが、開成やラサールでも黄チャートが使用されていることは知っておいてよいでしょう。教科書が「公式理解」のためのものだとしたら、チャートは「パターン習得」が目的です。それなりに量があるので、まず例題だけで早く一巡することです。

●『大学への数学 1対1対応の演習 数学Ⅱ』『大学への数学 1対1対応の演習 数学B』(東京出版)
 理系的な「センス」を養う演習書です。「チャート」→「1対1対応」というじっくり型もあれば、同時平行でパラレル・ラーニングするという方法もあります。

●『本質の研究 数学Ⅱ・B』(旺文社)
 「パターン習得」の「チャート」や「センス養成」の「1対1対応」では抜けがちな、「なぜそうなるのか?」という意味・意義について説明を加えた解説書です。補強的に使うことができます。

●『初めから始める数学ⅡB』『元気が出る数学Ⅱ+B』(マセマ)
 マセマの魅力は何と言っても「大学での数学」に直結していくことです。特に理系の人は大学に入ってからマセマの参考書を使う可能性大ですから、今からなじんでおくのも手です。

●『チャート式 センター試験対策 数学ⅠA+ⅡB』(数研出版)
 センター試験用に数学ⅠA・ⅡBの内容をコンパクトにまとめたものです。「チャート数学Ⅰ+A」「数学Ⅱ+B」の量が膨大なので、最初からこれを使って、コンパクトに「パターン習得」を進めていく手もあります。

●『元センター試験作問委員がズバリ教える! センター試験で必要とされる力 数学Ⅱ・B+Ⅰ・A』(小学館)
 実際にセンター試験の作問に携わってきた人が、「それぞれの問題にどういう意図・狙いがあるか」を明確に述べたものです。「作問者の視点・観点」に関する非常に貴重な証言なので、目を通しておくと良いでしょう。

●『文系数学の良問プラチカ 数学ⅠA・ⅡB』『理系数学の良問プラチカ 数学ⅠA・ⅡB』(河合塾)
 国公立大学2次試験や私立大学一般入試に向けての仕上げは、やはり「プラチカ」ということになります。特に「理系プラチカ」の評価は高いので、文系でも使用することがあります。


【数ⅢC】
●『数学Ⅲ』『数学C』(東京書籍、数研出版など)
 これは教科書です。ただし、2012年度高校1年生から「新課程」が順次スタートしますので、自分の学年に合ったテキストを選ぶ必要があります(新課程では「数学C」は廃止になります)。独学で学び始める人は教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。定評があるのは東京書籍と数研出版で、いずれも問題の数値設定からして評価されていますが、東京書籍の方がビギナー向けでしょう。教科書ガイドと合わせて使用します。
●『これでわかる数学Ⅲ+C』『理解しやすい数学Ⅲ+C』(文英堂)
 教科書のシンプルな説明に対して、より詳しい理解を求める時に役立ちます。

●『黄チャート数学Ⅲ+C』『青チャート数学Ⅲ+C』(数研出版)
 基礎重視なら「黄チャート」、上狙いなら「青チャート」と考えましょう。

●『大学への数学 1対1対応の演習 数学Ⅲ』『大学への数学 1対1対応の演習 数学C』(東京出版)
 理系的な「センス」を養う演習書です。「チャート」→「1対1対応」というじっくり型もあれば、同時平行でパラレル・ラーニングするという方法もあります。

●『本質の研究 数学Ⅲ・C』(旺文社)
 「パターン習得」の「チャート」や「センス養成」の「1対1対応」では抜けがちな、「なぜそうなるのか?」という意味・意義について説明を加えた解説書です。補強的に使うことができます。

●『初めから始める数学ⅢC』『元気が出る数学Ⅲ+C』(マセマ)
 マセマの魅力は何と言っても「大学での数学」に直結していくことです。特に理系の人は大学に入ってからマセマの参考書を使う可能性大ですから、今からなじんでおくのも手です。

●『理系数学の良問プラチカ 数学ⅢC』(河合塾)
 国公立大学2次試験や私立大学一般入試に向けての仕上げは、やはり「プラチカ」ということになるでしょう。

●『大学への数学』(東京出版)
 定期雑誌です。上位難関大学を目指す理系にとって、かつては定番でした。文系数学の特徴は「パターン」にあり、理系数学の特徴は「センス」にあると言われますが、この「センス」を磨くために月刊『大学への数学』を活用していたわけです。かなり難易度は高めですが、「学コン」(学力コンテスト)に応募するのが効果的です。

●『新数学演習』(東京出版)
 『大学への数学』の臨時増刊号です。高校数学のほぼ全範囲をカバーする、演習価値の高い良問を精選しており、実戦の目安として各問題に難易のランクと目標時間を提示してあります。自然な発想を元にした解法が主体ですが、問題によっては巧妙な別解が掲載されています。

●『高校数学+α:基礎と論理の物語』(共立出版)
 高校数学からさらに大学数学へと発展させていく、あるいは大学数学をふまえて高校数学の意味づけ・位置づけをしていく好著です。数学的思考を理解していくことを目的としており、いろんな公式の多角的理解が可能になります。


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(3)国語

【小学校・中学受験国語】
●『わかるできる 応用自在 国語』(学研)
 国公立・私立中学校受験対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。

●『小学高学年 自由自在 国語』(受験研究社)
 有名中学入試対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。「応用自在」を取るか、「自由自在」を取るかは好みです。強いて言えば、「応用自在」が若干基礎的、「自由自在」が若干発展的といったところでしょうか。

●『中学受験用 国語 ベストチェック』(日能研)
 コンパクトな実戦用問題集です。仕上げに使えます。

●『中学入試 でる順 漢字3500』『中学入試 でる順 国語長文読解75』(旺文社)
 分野別強化型問題集です。スタート用にも使えます。

●『漢検 過去問題集 6級』『漢検 過去問題集 5級』(日本漢字能力検定協会)
 小学校の時に徹底強化しておきたい基礎学力が「漢字力」と「計算力」です。これに「読書力」と「習慣力」がつけば無敵でしょう。漢検6級が小5終了程度、5級が小6終了程度です。


【中学校・高校受験国語】
●『高校入試 重点検討 国語』(教学研究社)
 高校入試に向けて、中学3年分の国語の総まとめをするのによく使われます。

●『中学総合的研究 国語』(旺文社)
 いわゆる「辞書本」です。調べるために使いましょう。

●『国公立高校受験用 国語 正答率50%以上の入試問題』『国公立高校受験用 国語 正答率50%以下の入試問題』(旺文社)
 過去問演習段階に入った時、「50%以上問題」→「過去問」→「50%以下問題」(→「過去問」)といったような使い方をします。

●『漢検 過去問題集 4級』『漢検 過去問題集 3級』(日本漢字能力検定協会)
 漢検は英検と共に高校入試の内申点に組み込まれることがありますので、積極的に取っておきたいところです。漢検4級が中学校在学程度、3級が中学校卒業程度です。


【国語知識】
●『国語便覧』(浜島書店)
 実は国語便覧ほど便利なものはありません。文学史から古文法、漢文法、故事成語などおよそ国語に関して必要なものが全てつまっています。定評があるのは浜島書店です。

●『演習入試漢字コア1800』(桐原書店)
 「国語力」の大前提は「漢字力」です。日本語では高度な内容は全て「漢字語」で表現され、語られ、書かれていますので、漢字を知らない人は高度な内容は扱えないということになりかねません。

●『入試に出る漢字』(代々木ライブラリー)
 「現代文に出る漢字」のみならず、「古文に出る漢字」「漢文に出る漢字」まで網羅してあり、入試対応力を高めてくれます。

●『漢検 過去問題集 準2級』『漢検 過去問題集 2級』(日本漢字能力検定協会)
 漢検準2級が高校卒業程度、2級が大学・一般程度です。準1級・1級までなってくると、実用的というより少々マニアックになってくるので、趣味的に目指すにとどめておいた方が無難です。

●『入試評論文読解のキーワード300』(明治書院)
 キーワード集は数多く出ていますが、羅列タイプが多く、最も重要な基礎概念である「近代化」について、わざわざページを割いて歴史的説明をしているのはこれだけです。

●『現代文キーワード読解』(Z会)
 Z会の特徴の1つである、「思想性」が高いので、上位難関大学向けです。

●『書き込み式20日間完成 日本文学史』『書き込み式20日間完成 Q&A国文学史』『発展30日間完成 文学史サブノート』(日栄社)
 300〜400円前後のとにかく安い日栄社の「廉価本」です。「文学史」は国語知識を底上げしてくれるので、しっかりとインプットしておきたいものです。

【現代文】
●『出口のシステム現代文 ベーシック編』『出口のシステム現代文 バイブル編』(水王舎)
 現代文読解に革命を起こしたのが出口汪(でぐちひろし)氏です。「日本語だから分かるし、そもそも現代文の勉強の仕方が分からない」と言われて来た分野に、明確な「方法論」を確立した功績は大きいと言えます。その後の現代文参考書は大なり小なり、その影響を受けていると言っても過言ではありません。

●『出口現代文講義の実況中継①』(語学春秋社)
 現代文の読解には大きく分けて「評論の読解技術」「小説の読解技術」の2つがありますが(「随筆」は両者の組み合わせ、「詩歌」はまた別分野)、まずこの2つをモノにすることが先決でしょう。「出口本」は数多くあるので、ここまでの3冊を基礎固めに使えばいいでしょう。

●『入門編 現代文のトレーニング』『必修編 現代文のトレーニング』(Z会)
 国公立大学や上位難関大学など、上に行けば行くほど現代文の「思想性」が強まっていきます。日頃から概念やキーワードを駆使できるようにしておく必要があるでしょう。この「思想性」が強いことがZ会系テキストの特徴です。

●『きめる!センター国語・現代文』(学研)
 「出口本」に対して、新たな地歩を固めつつあるのが「船口本」です。高得点がなかなか取りにくいセンター国語対策として使えます。

●『船口の現代文 <読>と<解>のストラテジー』(代々木ライブラリー)
 東大国語対策としてよく使われている「船口本」です。

●『新釈 現代文』(ちくま学芸文庫)
 長く絶版状態で、オークションでは新塔社旧版に数万円の値段もついていた「伝説の参考書」です。良書がたくさん開発されている現在において、これを今さら参考書として使う必要はありませんが、読み物としては今なお価値があります。特に「近代精神」の説明については参考になる点が多いでしょう。


【古文】
●『マドンナ古文単語230』(学研)
 「マドンナ古文」シリーズの中で、最もよく使われているビギナー向け古文単語集です。

●『重要古文単語315』(桐原書店)
 イラスト、例文、解説が豊富で、古文単語集の中では使い勝手のいい部類です。「全国の高校でダントツの採用実績!」がウリです。

●『富井の古典文法をはじめからていねいに』(東進ブックス)
 古文文法の導入用ですが、「読み物」としても使えます。

●『これでわかる古文・漢文』(文英堂)
 コンパクトに古文と漢文の基本を押さえたものです。

●『文語文法』(日栄社)
 日栄社の「廉価本」ですが、これ1冊で古文文法の基礎はほぼ固まります。東大受験生もよく使っています。

●『古文冒頭文20』(日栄社)
 日栄社の「廉価本」です。センター古文は読解演習材料として最適なのですが、いきなりは難しいので、ワンクッション入れるために使います。有名な古典20作品の冒頭文を読解演習材料として使ってもので、読解の基礎技術の確立と共に、文学史的知識のインプットにも使えます。

●『古文上達 基礎編』(Z会)
 基礎固めから実戦練習まで、ひと通り対応できる良書として評価されています。

●『古文研究法』(洛陽社)
 今日ちまたにあふれる古文参考書の原点とも言うべき参考書で、昔は上位難関大学受験生の多くがこれに挑みました。現在、古文の参考書を書いている教師・講師達は皆、これで鍛えられた世代だと言ってもいいでしょう。大学で学問として国文学を専攻できる土台を作ることを目指しているため、難しすぎると言ってもいいほどですが、読み物としても非常に優れています。


【漢文】
●『新・漢文の基本ノート 句形演習』(日栄社)
 漢文の勉強をゼロから始める人向きで、漢文の句法を学ぶのに最適とされます。入試には詳しすぎるぐらい、中味が十分濃いのに、「廉価本」なので、おトク感があります。

●『これでわかる古文・漢文』(文英堂)
 コンパクトに古文と漢文の基本を押さえたものです。

●『超基礎国語塾 漢文ヤマのヤマ』(学研)
 定番本の1つですが、初心者向けというよりは既習者向けです。

●『漢文入門』『漢文道場』(Z会)
 「入門」で設問対応力の土台を構築し、「道場」で入試レベルの実戦力・得点力を獲得することを目的としています。

●『1日1題30日完成・漢文〔高校上級用〕』(日栄社)
 東大受験生がよく使っている演習書です。

●『チャート式 基礎からの漢文』(数研出版)
 昔ながらの参考書ですが、今なお色あせない「総合力」を持った、辞書系漢文参考書です。


【小論文・面接】
●『小論文・面接の時事ネタ本 医・歯・薬・福祉系編』『小論文・面接の時事ネタ本 看護・医療・介護系編』『小論文・面接の時事ネタ本 保育士・幼稚園教諭系編』『小論文・面接の時事ネタ本 教育・教員養成系編』(学研)
 小論文・面接などによる「人物評価」重視の流れが強まっている分野がありますので、要注意です。

●『小論文の時事ネタ本 人文・国際・情報系編』『小論文の時事ネタ本 社会科学系編』(学研)
 小論文に使える材料は「経験」「知識」「考え」の3つですが、「知識」と「考え」だけはこういった「ネタ本」を効果的に使って、短期集中型インプットが可能です。

●『小論文 時事テーマとキーワード 医歯薬獣編』『小論文 時事テーマとキーワード 看護医療編』『小論文 時事テーマとキーワード 社会科学編』『小論文 時事テーマとキーワード 教育・教員養成編』(旺文社)
 それぞれの関連分野における必須「テーマ」と「キーワード」について、知っておくべき基本的知識と見解を詳しく説明しています。

●『医学・医療概説』(河合塾)
 かなり本格的な「医学部受験対策用ネタ本」です。医学部受験英語にも使えます。

●『医学部面接ノート』(代々木ゼミナール)
 国公立大学・難関私立大学医学部面接試験対策用テキストで、「模範解答例」と「面接体験記」が参考になります。


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(4)社会

【小学校・中学受験社会】
●『わかるできる 応用自在 社会』(学研)
 国公立・私立中学校受験対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。

●『小学高学年 自由自在 社会』(受験研究社)
 有名中学入試対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。「応用自在」を取るか、「自由自在」を取るかは好みです。強いて言えば、「応用自在」が若干基礎的、「自由自在」が若干発展的といったところでしょうか。

●『中学受験用 社会 メモリーチェック』(日能研)
 コンパクトな実戦用問題集です。仕上げに使えます。

●『中学入試 でる順 社会700』(旺文社)
 実戦用問題集です。スタート用にも使えます。


【中学校・高校受験社会】
●『高校入試 重点検討 社会』(教学研究社)
 高校入試に向けて、中学3年分の社会の総まとめをするのによく使われます。

●『中学総合的研究 社会』(旺文社)
 いわゆる「辞書本」です。調べるために使いましょう。

●『国公立高校受験用 社会 正答率50%以上の入試問題』『国公立高校受験用 社会 正答率50%以下の入試問題』(旺文社)
 過去問演習段階に入った時、「50%以上問題」→「過去問」→「50%以下問題」(→「過去問」)といったような使い方をします。社会と理科は特に、この「50%以上問題」「50%以下問題」が効果を発揮する分野であるとされます。


【世界史】
●『詳説世界史B』(山川出版社)
 れっきとした高校検定教科書でありながら、唯一参考書として一般書店にも並ぶものです。「最低限押さえておくべき知識」のスタンダードですから、ここに出ていなくて試験に出た問題は基礎を超えた事項として、その都度押さえていくとよいでしょう。
●『よくでる世界史B一問一答』(山川出版社)
 基本的事項を押さえるために、教科書の熟読と「一問一答」を併用します。

●『新詳世界史図説』(浜島書店)
 資料集は必要です。これは「絶対の1冊」というものが特にないので、自分が参照しやすいものを選ぶと良いでしょう。「新詳」は日本史の方が絶対化しています。

●『世界史図録ヒストリカ』(山川出版社)
 同時代の世界の状況を一望する上で資料集が有効です。学校配布のものがあればそれでもかまいません。

●『明解世界史図説エスカリエ』(帝国書院)
 「地図」の帝国書院なので、世界史を地理的に把握する上で便利です。

●『これでわかる世界史B』『理解しやすい世界史B』(文英堂)
 「歴史が苦手な人」のための教科書理解補助用です。

●『これならわかる!ナビゲーター世界史B①~④』(山川出版社)
 教科書的知識を分かりやすくまとめたもので、、何度も読み重ねて基礎知識ベースを強化します。

●『30日完成 スピードマスター 世界史問題集』(山川出版社)
 基本知識をなるべく短い時間で一通りインプットするための基本問題集です。

●『タテから見る世界史』『ヨコから見る世界史』(学研)
 各国・地域史と同時代史はどこかでまとめ直し、整理する必要がありますが、そのためによく使われている本です。

●『流れがわかる 各国別・地域別世界史Bの整理』(山川出版社)
 各国・地域史をまとめてあるので、「調べ用」に使えます。

●『実力をつける世界史100題』(Z会)
 記述対策の基本訓練用ですが、量が多いので、スタートが早い場合には使えます。

●『出題パターン型・世界史論述練習帳』(旺文社)
 論述の出題パターン別に「書き方のノウハウ」を習得するためのものです。

●『段階式 世界史論述のトレーニング』(Z会)
 論述・記述のポイントは「論点提示」にありますが、これが分かるようになるということは「自己採点」も可能になるということです。「この設問で要求されている論点は何か」をつかみ、「事実誤認はないか」「論理構成に無理はないか」に気をつけて、字数内でまとめる訓練をするための仕上げの演習書です。

●『詳説世界史研究』(山川出版社)
 上位難関大学記述対策用「辞書本」です。教科書の記述を超えた背景・経緯・意義理解が必要になる場合がありますので、調べるために使います。


【日本史】
●『詳説日本史B』『新日本史B』(山川出版社)
 『詳説日本史B』はれっきとした高校検定教科書でありながら、唯一参考書として一般書店にも並ぶものです。「これ1冊で基礎はOK!」と言い切る予備校教師は数多くいます。これに出ていなくて、試験に出た問題は基礎を超えた事項として、その都度押さえていくとよいでしょう。ただ分野によっては記述が薄い所もあり、同じく教科書である『新日本史B』の方に詳しい説明が出ていたりします。
●『よくでる日本史B一問一答』(山川出版社)
 基本的事項を押さえるために、教科書の熟読と「一問一答」を併用します。

●『新詳日本史図説』(浜島書店)
 日本史資料集の中では定評のあるものです。小学校からこれを使用している所もあります。

●『詳説日本史史料集』(山川出版社)
 日本史では「史料」問題が重要かつ難問化します。演習で「史料」問題にぶつかる度に、こまめに「史料集」で確認しておきたいところです。

●『新日本史資料集』(桐原書店)
 「史料集」も複数あると、調べる時に助かります。

●『これでわかる日本史B』『理解しやすい日本史B』(文英堂)
 「歴史が苦手な人」のための教科書理解補助用です。

●『超速!日本史の流れ』『超速!日本近現代史の流れ』(ブックマン社)
 日本史の「全体の流れ」を一気に把握するのに最適です。「読み物」として読んでおけば興味も湧くし、知識も整理されます。

●『これならわかる!ナビゲーター日本史B①~④』(山川出版社)
 教科書的知識を分かりやすくまとめたもので、、何度も読み重ねて基礎知識ベースを強化します。

●『30日完成 スピードマスター 日本史問題集』(山川出版社)
 基本知識をなるべく短い時間で一通りインプットするための基本問題集です。

●『実力をつける日本史100題』(Z会)
 記述対策の基本訓練用ですが、量が多いので、スタートが早い場合には使えます。

●『“考える”日本史論述』(河合塾)
 「基本的知識」を駆使して「合格答案」を書くためのノウハウを習得するためのものです。

●『段階式 日本史論述のトレーニング』(Z会)
 論述・記述のポイントは「論点提示」にありますが、これが分かるようになるということは「自己採点」も可能になるということです。「この設問で要求されている論点は何か」をつかみ、「事実誤認はないか」「論理構成に無理はないか」に気をつけて、字数内でまとめる訓練をするための仕上げの演習書です。

●『詳説日本史研究』(山川出版社)
 上位難関大学記述対策用「辞書本」です。教科書の記述を超えた背景・経緯・意義理解が必要になる場合がありますので、調べるために使います。

●『最新入試対応 日本史史料問題集』(山川出版社)
 「史料系問題」は日本史の「奥の院」です。受ける大学において頻出であるならば、この分野に特化した取り組みが必要になってきます。

●『眠れぬ夜の土屋の日本史 史料と解説』(オフィス界)
 名物講師の思いが熱く入った史料系問題集です。


【地理】
●『瀬川センター試験地理B講義の実況中継①《系統地理編》』『瀬川センター試験地理B講義の実況中継②《地誌編》』(語学春秋社)
 地理の基礎事項を押さえるための基本書です。

●『センター試験地理Bの点数が面白いほど取れる本』(中経出版)
 地理の基礎事項を押さえるための基本書です。『瀬川実況中継①②』をまとめて補強したものでもあるので、これ1冊でもかまいません。

●『合格講義!系統地理編』『合格講義!地誌編』(学研)
 地理の基礎事項を押さえるための基本書ですが、より発展的です。

●『理解しやすい地理B』(文英堂)
 「調べ学習用」に使います。地理は教科書が使い物にならず、「絶対の1冊」がなかなか無い分野なので、複数の参考書を組み合わせて補う必要があります。

●『よくわかる地理』(学研)
 「調べ学習用」に使います。

●『試験に強い!地理B要点ハンドブック』(文英堂)
 「まとめ用」のテキストですが、実によくまとまっており、知識確認に使えます。

●『新編標準高等地図』(帝国書院)
 地理の学習に地図帳は不可欠です。帝国書院は定番です。

●『地理Bの<超>速攻問題集』(学生社)
 基礎知識ベース確立のための演習書です。

●『入試対策と速攻 記述論述地理B』(学生社)
 記述・論述対策の基本演習書です。

●『実力をつける地理100題』(Z会)
 記述対策の基本訓練用ですが、量が多いので、スタートが早い場合には使えます。

●『地理データファイル』(帝国書院)
 参考書で手落ちとなりやすい「データの古さ」をカバーするために、なるべく新しい「統計データ」を入手しておきたいところです。

●『データブック・オブ・ザ・ワールド』(二宮書店)
 「統計データ」としては、『地理データファイル』と共に定番です。


【倫理】
●『倫理』(東京書籍など)
 これは教科書です。独学で学び始める人は教科書があった方が便利ですので(英語、国語、地理などは教科書が使えません)、教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。基礎事項は教科書でも十分カバーできます。
●『相澤のセンター試験倫理をはじめからていねいに』(東進ブックス)
 「センター倫理」は満点狙いの90点死守科目です。効率よく基礎事項を押さえていく必要があります。そのための入門書です。

●『決定版 センター試験倫理の点数が面白いほどとれる本』(中経出版)
 「はじめからていねいに」と同じ著者によるものです。いずれかを基礎知識ベース構築に使用すると良いでしょう。

●『新編アプローチ 倫理資料』(とうほう)
 「センター倫理」は基本的出題ですが、たまに難しい、応用的内容が出ることがあります。「資料集」は「調べ学習用」「補強用」として使用します。

●『最新図説倫理』(浜島書店)
 同じく「調べ学習用」「補強用」の「資料集」です。


【政治・経済】
●『政治・経済』(東京書籍など)
 これは教科書です。独学で学び始める人は教科書があった方が便利ですので(英語、国語、地理などは教科書が使えません)、教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。基礎事項は教科書でも十分カバーできます。
●『清水の新政治攻略 政治のしくみと時事』(『清水の新経済攻略 経済理論と時事』(東進ブックス)
 「センター政治経済」も満点狙いの90点死守科目です。効率よく基礎事項を押さえていく必要があります。そのための入門書です。

●『大学入試 蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』(中経出版)
 国公立2次試験、私大一般入試対策用の実力養成書です。

●『資料政・経』(東学)
 「時事」を調べるために使います。

●『新政経ハンドブック』(東進ブックス)
 「時事」も含め、ほぼ必要なデータが満載です。定番本です。


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(5)理科

【小学校・中学受験理科】
●『わかるできる 応用自在 理科』(学研)
 国公立・私立中学校受験対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。

●『小学高学年 自由自在 理科』(受験研究社)
 有名中学入試対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。「応用自在」を取るか、「自由自在」を取るかは好みです。強いて言えば、「応用自在」が若干基礎的、「自由自在」が若干発展的といったところでしょうか。

●『中学受験用 理科 メモリーチェック』(日能研)
 コンパクトな実戦用問題集です。仕上げに使えます。

●『中学入試 でる順 理科1000』(旺文社)
 実戦用問題集です。スタート用にも使えます。

●『有名中学入試を突破する 特進クラスの理科』(文英堂)
 国立・有名私立中学入試に必要な知識と解き方をまとめてあり、「調べ学習用」にも使えます。

●『中学入試 力の5000題』(教学研究社)
 教科書の内容を超えた発展学習用で、「調べ学習用」に使えます。


【中学校・高校受験理科】
●『高校入試 重点検討 理科』(教学研究社)
 高校入試に向けて、中学3年分の理科の総まとめをするのによく使われます。

●『中学総合的研究 理科』(旺文社)
 いわゆる「辞書本」です。調べるために使いましょう。

●『中学理科 1分野(物質・エネルギー)の発展的学習』『中学理科 2分野(生物・地球・宇宙・環境)の発展的学習』(文英堂)
 より発展的な「調べ学習」用です。

●『国公立高校受験用 理科 正答率50%以上の入試問題』『国公立高校受験用 理科 正答率50%以下の入試問題』(旺文社)
 過去問演習段階に入った時、「50以上問題」→「過去問」→「50以下問題」(→「過去問」)といったような使い方をします。


【物理】
●『物理Ⅰ』『物理Ⅱ』『物理基礎』『物理』(東京書籍、数研出版、啓林舘など)
 これは教科書です。「物理Ⅰ」「物理Ⅱ」は現行課程、「物理基礎」「物理」は2012年度高校1年生スタートの新課程です。独学で学び始める人は教科書があった方が便利ですので(英語、国語、地理などは教科書が使えません)、教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。授業で使っている場合は教科書ガイドがあると便利です。
●『視覚でとらえるフォトサイエンス 物理図録』(数研出版)
 「フォトサイエンス」シリーズでは、「化学図録」と「生物図録」が高い評価を得ています。「物理図録」も揃えていいかもしれません。

●『セミナー』(第一学習社)
 非売品ですが、学校配布教材となっている場合、これを何度も繰り返すのが効果的です。解説は少ないながら、コンパクトで網羅性が高いのが特徴です。
●『チャート式 新物理』(数研出版)
 教科書は詳しい説明に欠けることが多く、「なぜそうなるのか?」という疑問について、掘り下げて調べることができません。「調べ学習用」の参考書があると便利です。

●『これでわかる物理Ⅰ』『これでわかる物理Ⅱ』『理解しやすい物理Ⅰ・Ⅱ』(文英堂)
 ビギナー向け参考書に定評がある文英堂の「解説書」です。

●『橋元の物理をはじめからていねいに 力学編』『橋元の物理をはじめからていねいに 熱・波動・電磁気編』(東進ブックス)
 「物理の本質」を理解する上で役に立ちます。「機械的な作業」が苦手で、「意味」を求める人に向きます。

●『物理 橋元流解法の大原則1』『物理 橋元流解法の大原則2』(学研)
 1で「力学」「電磁気学」、2で「熱力学」「波動」「原子物理」を扱っています。「物理のポイント」をつかむ上で定評のある良書です。

●『物理 橋元流解法の大原則1問題集』『物理 橋元流解法の大原則2問題集』(学研)
 「橋元流解法の大原則」の理解を定着させるための問題集です。

●『漆原晃の物理Ⅰ・Ⅱ[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本』『漆原晃の物理Ⅰ・Ⅱ[電磁気編]が面白いほどわかる本』『漆原晃の物理Ⅰ・Ⅱ[波動・原子編]が面白いほどわかる本』(中経出版)
 物理の基礎理解のための基本書です。

●『漆原晃の物理 物理Ⅰ・Ⅱ明快解法講座』『漆原晃の物理 物理Ⅰ・Ⅱ応用実戦講座』(旺文社)
 入試頻出問題の「解法テクニック」を習得するための書です。コンパクトで理解のしやすさに定評があります。

●『物理のエッセンス 力学・波動』『物理のエッセンス 電磁気・熱・原子』(河合出版)
 オーソドックスな定番本で、既習者向けです。物理を選択にするかどうかの見極めに使われることもあります。「エッセンス」の分からない所を「橋元流大原則」で補ったり、「エッセンス」と「漆原明快解法」「漆原応用実戦」をパラレル・ラーニングして、相乗効果で理解を深める方法もよく採られます。

●『良問の風 物理Ⅰ・Ⅱ頻出・標準問題演習』『名問の森 物理[力学・波動]』『名問の森 物理[電磁気・熱・原子]』(河合出版)
 「エッセンス」に続く演習書です。

●『物理教室』(河合出版)
 数式処理も含めて理論的・根本的理解を得ることを目的としていますが、物理が得意な人向けです。

●『難問題の系統とその解き方 物理Ⅰ・Ⅱ』(ニュートンプレス)
 上位難関大学対策として、昔からの定番本です。


【化学】
●『化学Ⅰ』『化学Ⅱ』『化学基礎』『化学』(東京書籍、数研出版、啓林舘など)
 これは教科書です。「化学Ⅰ」「化学Ⅱ」は現行課程、「化学基礎」「化学」は2012年度高校1年生スタートの新課程です。独学で学び始める人は教科書があった方が便利ですので(英語、国語、地理などは教科書が使えません)、教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。授業で使っている場合は教科書ガイドがあると便利です。
●『視覚でとらえるフォトサイエンス 化学図録』(数研出版)
 化学に実験はつきものですが、家では実験ができないので、こういった図録が必要になります。

●『ダイナミックワイド 図説化学』(東京書籍)
 視覚化教材は必携です。

●『セミナー』(第一学習社)
 非売品ですが、学校配布教材となっている場合、これを何度も繰り返すのが効果的です。解説は少ないながら、コンパクトで網羅性が高いのが特徴です。
●『チャート式 新化学』(数研出版)
 教科書は詳しい説明に欠けることが多く、「なぜそうなるのか?」という疑問について、掘り下げて調べることができません。「調べ学習用」の参考書があると便利です。

●『これでわかる化学Ⅰ』『これでわかる化学Ⅱ』『理解しやすい化学Ⅰ・Ⅱ』『理解しやすい化学基礎』(文英堂)
 ビギナー向け参考書に定評がある文英堂の「解説書」です。

●『理論化学の最重点 照井式解法カード』『無機化学の最重点 照井式解法カード』『有機化学の最重点 照井式解法カード』(学研)
 化学の基礎知識を整理するための昔からの定番本です。

●『鎌田真彰の化学 理論化学<計算問題解法編>』『福間智人の化学 無機化学』『鎌田真彰の化学 有機化学』(旺文社)
 基礎固め用の基本書です。コンパクトで分かりやすさに定評があります。

●『大宮理の化学[理論化学編]が面白いほどわかる本』『大宮理の化学[無機化学編]が面白いほどわかる本』『大宮理の化学[有機化学編]が面白いほどわかる本』(中経出版)
 基本的知識の整理を図る解説書です。

●『大宮理の化学 化学Ⅰ・Ⅱ明快解法講座』(旺文社)
 基本的知識の整理を図る演習書です。

●『チョイス新標準問題集 化学Ⅰ・Ⅱ』(河合出版)
 解説が充実していることで知られる定番の演習書です。

●『実戦 化学Ⅰ・Ⅱ重要問題集』(数研出版)
 多くの進学校で使用されている演習書の定番です。上位難関大学対策までカバーします。

●『理系大学受験 化学Ⅰ・Ⅱの新研究』『理系大学受験 化学Ⅰ・Ⅱの新演習』(三省堂)
 上位難関大学対策として、昔からの定番本です。「新研究」は「辞書本」です。


【生物】
●『生物Ⅰ』『生物Ⅱ』『生物基礎』『生物』(東京書籍、数研出版、啓林舘など)
 これは教科書です。「生物Ⅰ」「生物Ⅱ」は現行課程、「生物基礎」「生物」は2012年度高校1年生スタートの新課程です。独学で学び始める人は教科書があった方が便利ですので(英語、国語、地理などは教科書が使えません)、教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。授業で使っている場合は教科書ガイドがあると便利です。
●『視覚でとらえるフォトサイエンス 生物図録』(数研出版)
 「化学図録」と共に非常に評価されています。

●『ダイナミックワイド 図説生物』(東京書籍)
 視覚化教材は必携です。

●『セミナー』(第一学習社)
 非売品ですが、学校配布教材となっている場合、これを何度も繰り返すのが効果的です。解説は少ないながら、コンパクトで網羅性が高いのが特徴です。
●『これでわかる生物Ⅰ』『これでわかる生物Ⅱ』『理解しやすい生物Ⅰ・Ⅱ』『理解しやすい生物基礎』(文英堂)
 ビギナー向け参考書に定評がある文英堂の「解説書」です。

●『田部の生物Ⅰをはじめからていねいに 生命の連続性編』『田部の生物Ⅰをはじめからていねいに 環境と生物の反応編』(東進ブックス)
 生物Ⅰに関して、これ以上の解説・説明がないほど充実した基本書です。

●『田部眞哉の生物 生物Ⅰ合格39講』『田部眞哉の生物 生物Ⅱ合格33講』(学研)
 基本知識をまとめた定番本で、「はじめからていねいに」からスムーズにつながります。

●『理系標準問題 生物』(駿台文庫)
 標準レベルの問題を集めた演習書です。基本的な「考察問題」にも対応しています。

●『生物Ⅰ・Ⅱ基礎問題精講』(旺文社)
 標準~難関レベルの問題を集めた演習書です。設問タイプも幅広くカバーしています。

●『生物合否決定問題攻略38』(代々木ライブラリー)
 多くの受験生が苦手にしている実験考察問題にスポットを当てた演習書です。

●『生物実験考察入門』『生物考える実験問題50選』(駿台文庫)
 実験考察問題の演習書です。「50選」はハイレベルです。


【地学】
●『地学Ⅰ』『地学Ⅱ』『地学基礎』『地学』(東京書籍、数研出版、啓林舘など)
 これは教科書です。「地学Ⅰ」「地学Ⅱ」は現行課程、「地学基礎」「地学」は2012年度高校1年生スタートの新課程です。独学で学び始める人は教科書があった方が便利ですので(英語、国語、地理などは教科書が使えません)、教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書供給で買うのが一般的です。授業で使っている場合は教科書ガイドがあると便利です。
●『セミナー』(第一学習社)
 非売品ですが、学校配布教材となっている場合、これを何度も繰り返すのが効果的です。解説は少ないながら、コンパクトで網羅性が高いのが特徴です。
●『ニューステージ 地学図表』(浜島書店)
 視覚化教材は必携です。地学にはこの分野の教材が著しく少ないと言えます。

●『センター試験地学Ⅰの点数が面白いほどとれる本』(中経出版)
 基礎知識を理解・整理するための基本書です。地学は国公立大文系受験生がセンター試験でのみ利用することがほとんどですから、効率良い学習が求められます。

●『きめる!センター地学Ⅰ』(学研)
 基礎知識を理解・整理するための基本書です。「絶対の1書」は無い分野なので、自分に合うものを選べば良いでしょう。

●『田中理代の地学 完結!センター地学Ⅰ』(旺文社)
 基礎知識を理解・整理するための基本書です。これでセンター地学は8割は大丈夫、という評価もあります。

●『新ひとりで学べる 地学Ⅰ』(清水書院)
 疑問を掘り下げて調べるために使う「調べ学習用」です。大学理学部で地球物理学や天文学を考えている人にもいいでしょう。

●『伊藤の地学解法のコツ【地球の内部編】』『伊藤の地学解法のコツ【地球の外部編】』(東進ブックス)
 レベルが高かった古いセンター試験をベースにしているので、今のセンター試験対策用として使うものではありませんが、疑問を掘り下げて調べるために使う「調べ学習用」としては有用です。大学理学部で地球物理学・地球科学や天文学の研究を考えている人にもいいでしょう。


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