これから勉強を始めるみんなへの自習用推薦教材:数学編 ~基礎から上位難関大学受験まで~


【小学校・中学受験算数】
●『陰山メソッド 徹底反復百ます計算』(ムック)
 小学校の時に徹底強化しておきたい基礎学力が「漢字力」と「計算力」です。これに「読書力」と「習慣力」がつけば無敵でしょう。「百ます計算」はシンプルながら、方法論としてはかなり有効です。

●『算数おもしろ大辞典IQ増補改訂版』(学研プラス)
 難しいと思われている算数を、愉快なエピソードやおもしろいパズルクイズ等で分かりやすく解説しており、算数に対する興味をかき立ててくれます。

●『アインシュタイン式 子供の論理脳ドリル』(東邦出版)
 ゲーム感覚でスラスラ解きながら、論理的思考力が鍛えられるドリルです。

●『宮本算数教室の教材 賢くなるパズル』(学研プラス)
 「教えない教育」「算数1本やり」「無試験先着順入学」で驚異的な学力アップと合格実績を出している宮本算数教室のテキストです。基礎学力が弱い人、勉強が長続きしない人に向きます。種類とレベルが豊富なので、いくつかやってみるとおもしろいと思いますが、これらのテキストは「強制的にやらせる」ものではなく、「勝手にやる」ものなので、ここだけ気をつけましょう。

●『5分で論理的思考力ドリル』(学研プラス)
 学校の勉強では身につかないが、社会に出ると必要とされる論理的思考力を5つの思考回路に分類し、問題構成を行なった画期的なドリルです。ソニーの研究所のエンジニアが中心となって設立したソニーグループの教育系事業会社ソニー・グローバルエデュケーションが作成しました。

●『わかるできる 応用自在 算数』(学研プラス)
 国公立・私立中学校受験対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。

●『小学高学年 自由自在 算数』(受験研究社)
 有名中学入試対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。「応用自在」を取るか、「自由自在」を取るかは好みです。強いて言えば、「応用自在」が若干基礎的、「自由自在」が若干発展的といったところでしょうか。

●『中学受験用 算数 ベストチェック』(日能研)
 コンパクトな実戦用問題集です。仕上げに使えます。

●『中学入試 でる順過去問 計算合格への920問』『中学入試 でる順過去問 図形合格への307問』『中学入試 でる順過去問 算数文章題368問』(旺文社)
 分野別強化型問題集です。スタート用にも使えます。

●『中学入試 これが入試に出る 計算 合格の820題』(声の教育社)
 算数の基本である「計算」をマスターするため、中学入試より820題を厳選し、計算パターンごとに比較的やさしいものから順に構成してあります。前半はいわゆる「計算問題」、後半は「1 ~ 2 行小問」の基礎的な問題になっています(図形、特殊算をのぞく)。

●『天才ドリル 文章題が正しく読めるようになるどっかい算』(Discover)
 「分からない」と言っている子どものかなり多くが、問題が難しくて解けないのではなく、問題の内容について理解できていないから解けないという事実に着目し、「きちんと読ませる」という指導のために作られたドリルです。


【中学校・高校受験数学】
●『これでわかる数学 中学1年』『これでわかる数学 中学2年』『これでわかる数学 中学3年』(文英堂)
 高校数学でつまずいている場合でも、「これでわかる」シリーズなどを使って、中学校数学からやり直しをかけていくと、意外にスムーズに数学力の再構築が出来ます。小学校算数までさかのぼらなければならない場合は、全てをやり直すというよりも、「割り算のルール」「分数・小数の計算」「単位の変換」「距離・時間・速さ」「原価・定価・売値」「食塩水の濃度」といった苦手な分野を集中的に復習・確認すれば大丈夫です。

●『新中学問題集 数学1年』『新中学問題集 数学2年』『新中学問題集 数学3年』(教育開発出版)
 学校や塾で「新中問」を使用している人は、これを徹底的にやることが学力アップに最適です。

●『高校入試 重点検討 数学』(教学研究社)
 高校入試に向けて、中学3年分の数学の総まとめをするのによく使われます。

●『中学総合的研究 数学』(旺文社)
 いわゆる「辞書本」です。調べるために使いましょう。

●『中学数学 代数の発展的学習』『中学数学 幾何の発展的学習』(文英堂)
 より発展的な「調べ学習」用です。

●『受験生の50%以上が解ける 落とせない入試問題数学』『受験生の50%以下しか解けない 差がつく入試問題 数学』(旺文社)
 過去問演習段階に入った時、「50%以上問題」→「過去問」→「50%以下問題」(→「過去問」)といったような使い方をします。

●『新Aクラス中学数学問題集1』『新Aクラス中学数学問題集2』『新Aクラス中学数学問題集3』(昇龍堂)
 難関中高一貫校の先生が作った定評ある実力派の問題集です。典型的な問題を中心に、より発展的な内容まで取り入れており、無理なく最高レベルの学力を身につけることができます。

●『体系数学1 代数編』『体系数学1 幾何編』『体系数学2 代数編』『体系数学2 幾何編』(数研出版)
 中高一貫校向け教材ですが、単元ごとのまとまり、関連性を重視した作りになっていて、体系的理解を目指しています。体系数学1は中学1、2年生用、体系数学2は中学2、3年生用です。

●『実用数学技能検定 過去問題集5級』『実用数学技能検定 過去問題集4級』『実用数学技能検定 過去問題集3級』(日本数学検定協会)
 数学検定5級は中学1年相当、4級は中学2年相当、3級は中学3年相当です。中高一貫校生なら、中学3年で高校1年相当(数学Ⅰ+A)準2級に挑戦しています。


【数学Ⅰ+A】
●『数学Ⅰ』『数学A』(東京書籍、数研出版、啓林館など)
 これは教科書です。独学で学び始める人は教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書で買うのが一般的です。定評があるのは東京書籍と数研出版で、いずれも問題の数値設定からして評価されていますが、東京書籍の方がビギナー向けでしょう。啓林館もよく採用されています。教科書ガイドと合わせて使用します。

●『これでわかる数学Ⅰ+A』『理解しやすい数学Ⅰ+A』(文英堂)
 教科書のシンプルな説明に対して、より詳しい理解を求める時に役立ちます。

●『体系数学2 代数編』『体系数学2 幾何編』『体系数学3 整式・関数編』『体系数学3 論理・確率編』(数研出版)
 中高一貫校向け教材ですが、単元ごとのまとまり、関連性を重視した作りになっていて、体系的理解を目指しています。体系数学2は中学2、3年生用、体系数学3は高校1、2年生用です。

●『チャート式問題集シリーズ35日完成! 大学入学共通テスト対策 数学IA』(数研出版)
 35日完成本で、数学ⅠAのポイントを短期間に要領よく押さえるのに役立ちます。

●『黄チャート数学Ⅰ+A』『青チャート数学Ⅰ+A』(数研出版)
文系なら黄チャート、理系なら青チャートが一般的ですが、国公立大学や上位難関大学受験なら文系でも青チャートとされてきました。教科書が「公式理解」のためのものだとしたら、チャートは「パターン習得」が目的です。それなりに量があるので、まず例題だけで早く一巡することです。

●『大学への数学 1対1対応の演習 数学Ⅰ』『大学への数学 1対1対応の演習 数学A』(東京出版)
 理系的な「センス」を養う演習書です。「チャート」→「1対1対応」というじっくり型もあれば、同時平行でパラレル・ラーニングするという方法もあります。

●『本質の研究 数学Ⅰ・A』(旺文社)
 「パターン習得」の「チャート」や「センス養成」の「1対1対応」では抜けがちな、「なぜそうなるのか?」という意味・意義について説明を加えた解説書です。補強的に使うことができます。

●『Focus Gold数学Ⅰ+A』(啓林館)
 『青チャート』と『大学への数学一対一対応』を足したような網羅系参考書です。問題数が多いので、時間的余裕がある人向きです。

●『初めから始める数学ⅠA』『元気が出る数学ⅠA』(マセマ)
 マセマの魅力は何と言っても「大学での数学」に直結していくことです。特に理系の人は大学に入ってからマセマの参考書を使う可能性大ですから、今からなじんでおくのも手です。

●『実用数学技能検定 過去問題集準2級』(日本数学検定協会)
 数学検定準2級は高校1年相当(数学Ⅰ+A)の内容です。


【数学Ⅱ+B】
●『数学Ⅱ』『数学B』(東京書籍、数研出版など)
 これは教科書です。独学で学び始める人は教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書で買うのが一般的です。定評があるのは東京書籍と数研出版で、いずれも問題の数値設定からして評価されていますが、東京書籍の方がビギナー向けでしょう。教科書ガイドと合わせて使用します。

●『これでわかる数学Ⅱ+B』『理解しやすい数学Ⅱ+B』(文英堂)
 教科書のシンプルな説明に対して、より詳しい理解を求める時に役立ちます。

●『体系数学3 整式・関数編』『体系数学3 論理・確率編』『体系数学4 微積分の基礎と数列・ベクトル』(数研出版)
 中高一貫校向け教材ですが、単元ごとのまとまり、関連性を重視した作りになっていて、体系的理解を目指しています。体系数学3は高校1、2年生用、体系数学4は高校2年生用です。

●『チャート式問題集シリーズ35日完成! 大学入学共通テスト対策 数学IIB』(数研出版)
 35日完成本で、数学ⅡBのポイントを短期間に要領よく押さえるのに役立ちます。

●『黄チャート数学Ⅱ+B』『青チャート数学Ⅱ+B』(数研出版)
文系なら黄チャート、理系なら青チャートが一般的です。国公立大学や上位難関大学受験なら文系でも青チャートとされてきました。教科書が「公式理解」のためのものだとしたら、チャートは「パターン習得」が目的です。それなりに量があるので、まず例題だけで早く一巡することです。

●『大学への数学 1対1対応の演習 数学Ⅱ』『大学への数学 1対1対応の演習 数学B』(東京出版)
 理系的な「センス」を養う演習書です。「チャート」→「1対1対応」というじっくり型もあれば、同時平行でパラレル・ラーニングするという方法もあります。

●『本質の研究 数学Ⅱ・B』(旺文社)
 「パターン習得」の「チャート」や「センス養成」の「1対1対応」では抜けがちな、「なぜそうなるのか?」という意味・意義について説明を加えた解説書です。補強的に使うことができます。

●『Focus Gold数学Ⅱ+B』(啓林館)
 『青チャート』と『大学への数学一対一対応』を足したような網羅系参考書です。問題数が多いので、時間的余裕がある人向きです。

●『初めから始める数学ⅡB』『元気が出る数学Ⅱ+B』(マセマ)
 マセマの魅力は何と言っても「大学での数学」に直結していくことです。特に理系の人は大学に入ってからマセマの参考書を使う可能性大ですから、今からなじんでおくのも手です。

●『チャート式 大学入学共通テスト対策 数学ⅠA+ⅡB』(数研出版)
 センター試験用に数学ⅠA・ⅡBの内容をコンパクトにまとめたものです。「チャート数学Ⅰ+A」「数学Ⅱ+B」の量が膨大なので、最初からこれを使って、コンパクトに「パターン習得」を進めていく手もあります。

●『元センター試験作問委員がズバリ教える! センター試験で必要とされる力 数学Ⅱ・B+Ⅰ・A』(小学館)
 実際にセンター試験の作問に携わってきた人が、「それぞれの問題にどういう意図・狙いがあるか」を明確に述べたものです。「作問者の視点・観点」に関する非常に貴重な証言なので、目を通しておくと良いでしょう。

●『文系数学の良問プラチカ 数学ⅠA・ⅡB』『理系数学の良問プラチカ 数学ⅠA・ⅡB』(河合塾)
 国公立大学2次試験や私立大学一般入試に向けての仕上げは、やはり「プラチカ」ということになります。特に「理系プラチカ」の評価は高いので、文系でも使用することがあります。

●『ニューグローバル×LEGEND プレミアム版:数学の「思考力」入試を勝ち抜く!』(東京書籍)
 これまで入試の合否を分けてきた思考力を測る問題と、今後求められる現実事象等を題材とした思考力・活用力を測る問題を掲載しています。

●『実用数学技能検定 過去問題集2級』(日本数学検定協会)
 数学検定2級は高校2年相当(数学Ⅱ+B)の内容です。


【数学Ⅲ】
●『数学Ⅲ』(東京書籍、数研出版など)
 これは教科書です。独学で学び始める人は教科書卸問屋で入手します。一般書店では売っていません。東京ならJR総武線大久保駅(山手線新大久保駅でもOK)近くの第一教科書で買うのが一般的です。定評があるのは東京書籍と数研出版で、いずれも問題の数値設定からして評価されていますが、東京書籍の方がビギナー向けでしょう。教科書ガイドと合わせて使用します。

●『これでわかる数学Ⅲ』『理解しやすい数学Ⅲ』(文英堂)
 教科書のシンプルな説明に対して、より詳しい理解を求める時に役立ちます。

●『体系数学4 微積分の基礎と数列・ベクトル』『体系数学5 複素数平面と微積分の応用』(数研出版)
 中高一貫校向け教材ですが、単元ごとのまとまり、関連性を重視した作りになっていて、体系的理解を目指しています。体系数学4は高校2年生用、体系数学5は高校3年生用です。

●『黄チャート数学Ⅲ』『青チャート数学Ⅲ』(数研出版)
基礎重視なら「黄チャート」、上狙いなら「青チャート」と考えましょう。

●『大学への数学 1対1対応の演習 数学Ⅲ』(東京出版)
 理系的な「センス」を養う演習書です。「チャート」→「1対1対応」というじっくり型もあれば、同時平行でパラレル・ラーニングするという方法もあります。

●『本質の研究 数学Ⅲ』(旺文社)
 「パターン習得」の「チャート」や「センス養成」の「1対1対応」では抜けがちな、「なぜそうなるのか?」という意味・意義について説明を加えた解説書です。補強的に使うことができます。

●『Focus Gold数学Ⅲ』(啓林館)
 『青チャート』と『大学への数学一対一対応』を足したような網羅系参考書です。問題数が多いので、時間的余裕がある人向きです。

●『初めから始める数学Ⅲ』『元気が出る数学Ⅲ』(マセマ)
 マセマの魅力は何と言っても「大学の数学」に直結していくことです。特に理系の人は大学に入ってからマセマの参考書を使う可能性大ですから、今からなじんでおくのも手です。

●『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』(河合塾)
 国公立大学2次試験や私立大学一般入試に向けての仕上げは、やはり「プラチカ」ということになるでしょう。

●『実用数学技能検定 過去問題集準1級』『実用数学技能検定 過去問題集1級』(日本数学検定協会)
 数学検定準1級は高校3年相当(数学Ⅲ)の内容です。1級は大学生・社会人を対象としています。

●『大学への数学』(東京出版)
 定期雑誌です。上位難関大学を目指す理系にとって、かつては定番でした。文系数学の特徴は「パターン」にあり、理系数学の特徴は「センス」にあると言われますが、この「センス」を磨くために月刊『大学への数学』を活用していたわけです。かなり難易度は高めですが、「学コン」(学力コンテスト)に応募するのが効果的です。

●『新数学演習』(東京出版)
 『大学への数学』の臨時増刊号です。高校数学のほぼ全範囲をカバーする、演習価値の高い良問を精選しており、実戦の目安として各問題に難易のランクと目標時間を提示してあります。自然な発想を元にした解法が主体ですが、問題によっては巧妙な別解が掲載されています。

●『高校数学+α:基礎と論理の物語』(共立出版)
 高校数学からさらに大学数学へと発展させていく、あるいは大学数学をふまえて高校数学の意味づけ・位置づけをしていく好著です。数学的思考を理解していくことを目的としており、いろんな公式の多角的理解が可能になります。

●『入試問題に秘められた大学数学』(東京図書)
 大学入試数学は大学数学を背景にして作られていることがよくあります。大学数学を視野に入れて大学入試数学を理解するのは賢い方法でしょう。





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