これから勉強を始めるみんなへの自習用推薦教材:国語編 ~基礎から上位難関大学受験まで~


【小学校・中学受験国語】
●『わかるできる 応用自在 国語』(学研プラス)
 国公立・私立中学校受験対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。

●『小学高学年 自由自在 国語』(受験研究社)
 有名中学入試対策の総合型参考書です。基礎固めに使えます。「応用自在」を取るか、「自由自在」を取るかは好みです。強いて言えば、「応用自在」が若干基礎的、「自由自在」が若干発展的といったところでしょうか。

●『中学受験用 国語 ベストチェック』(日能研)
 コンパクトな実戦用問題集です。仕上げに使えます。

●『中学入試 でる順 漢字3500』『中学入試 でる順 国語長文読解75』(旺文社)
 分野別強化型問題集です。スタート用にも使えます。

●『漢検 過去問題集 6級』『漢検 過去問題集 5級』(日本漢字能力検定協会)
 小学校の時に徹底強化しておきたい基礎学力が「漢字力」と「計算力」です。これに「読書力」と「習慣力」がつけば無敵でしょう。漢検6級が小5終了程度、5級が小6終了程度です。


【中学校・高校受験国語】
●『高校入試 重点検討 国語』(教学研究社)
 高校入試に向けて、中学3年分の国語の総まとめをするのによく使われます。

●『中学総合的研究 国語』(旺文社)
 いわゆる「辞書本」です。調べるために使いましょう。

●『受験生の50%以上が解ける落とせない入試問題国語』『受験生の50%以下しか解けない 差がつく入試問題 国語』(旺文社)
 過去問演習段階に入った時、「50%以上問題」→「過去問」→「50%以下問題」(→「過去問」)といったような使い方をします。

●『漢検 過去問題集 4級』『漢検 過去問題集 3級』(日本漢字能力検定協会)
 漢検は英検と共に高校入試の内申点に組み込まれることがありますので、積極的に取っておきたいところです。漢検4級が中学校在学程度、3級が中学校卒業程度です。


【国語知識】
●『国語便覧』(文英堂、浜島書店、第一学習社など)
 実は国語便覧ほど便利なものはありません。文学史から古文法、漢文法、故事成語などおよそ国語に関して必要なものが全てつまっています。

●『演習入試漢字コア1800―入試頻出』(桐原書店)
 「国語力」の大前提は「漢字力」です。日本語では高度な内容は全て「漢字語」で表現され、語られ、書かれていますので、漢字を知らない人は高度な内容は扱えないということになりかねません。

●『入試にでる漢字―代々木ゼミ方式』(代々木ライブラリー)
 「現代文に出る漢字」のみならず、「古文に出る漢字」「漢文に出る漢字」まで網羅してあり、入試対応力を高めてくれます。

●『漢検 過去問題集 準2級』『漢検 過去問題集 2級』(日本漢字能力検定協会)
 漢検準2級が高校卒業程度、2級が大学・一般程度です。準1級・1級までなってくると、実用的というより少々マニアックになってくるので、趣味的に目指すにとどめておいた方が無難です。

●『新入試評論文読解のキーワード300』(明治書院)
 キーワード集は数多く出ていますが、羅列タイプが多く、最も重要な基礎概念である「近代化」について、わざわざページを割いて歴史的説明をしているのはこれだけです。

●『現代文キーワード読解』(Z会出版)
 Z会の特徴の1つである「思想性」の高さがあるので、上位難関大学向けです。

●『書き込み式20日間完成 日本文学史(高校中級・上級用)』『書き込み式20日間完成 Q&A国文学史(書き込み式20日間完成 Q&A国文学史)』『発展30日間完成 文学史サブノート(発展30日間完成 文学史サブノート)』(日栄社)
 300~400円前後のとにかく安い日栄社の「廉価本」です。「文学史」は国語知識を底上げしてくれるので、しっかりとインプットしておきたいものです。


【現代文】
●『出口のシステム現代文 ベーシック編』『出口のシステム現代文 バイブル編』(水王舎)
 現代文読解に革命を起こしたのが出口汪(でぐちひろし)氏です。「日本語だから分かるし、そもそも現代文の勉強の仕方が分からない」と言われて来た分野に、明確な「方法論」を確立した功績は大きいと言えます。その後の現代文参考書は大なり小なり、その影響を受けていると言っても過言ではありません。

●『出口現代文講義の実況中継①』(語学春秋社)
 現代文の読解には大きく分けて「評論の読解技術」「小説の読解技術」の2つがありますが(「随筆」は両者の組み合わせ、「詩歌」はまた別分野)、まずこの2つをモノにすることが先決でしょう。「出口本」は数多くあるので、ここまでの3冊を基礎固めに使えばいいでしょう。

●『入門編 現代文のトレーニング』『必修編 現代文のトレーニング』(Z会出版)
 国公立大学や上位難関大学など、上に行けば行くほど現代文の「思想性」が強まっていきます。日頃から概念やキーワードを駆使できるようにしておく必要があるでしょう。この「思想性」が強いことがZ会系テキストの特徴です。

●『きめる! 共通テスト現代文』(学研プラス)
 「出口本」に対して、新たな地歩を固めつつあるのが「船口本」です。高得点がなかなか取りにくい大学入試共通テスト国語対策として使えます。

●『船口の現代文 <読>と<解>のストラテジー』(代々木ライブラリー)
 東大国語対策としてよく使われている「船口本」です。

●『新釈 現代文』(ちくま学芸文庫)
 長く絶版状態で、オークションでは新塔社旧版に数万円の値段もついていた「伝説の参考書」です。良書がたくさん開発されている現在において、これを今さら参考書として使う必要はありませんが、読み物としては今なお価値があります。特に「近代精神」の説明については参考になる点が多いでしょう。


【古文】
●『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』(学研プラス)
 「マドンナ古文」シリーズの中で、最もよく使われているビギナー向け古文単語集です。

●『読んで見て覚える最重要古文単語315』(桐原書店)
 イラスト、例文、解説が豊富で、古文単語集の中では使い勝手のいい部類です。「全国の高校でダントツの採用実績!」がウリです。

●『富井の古典文法をはじめからていねいに』(ナガセ)
 古文文法の導入用ですが、「読み物」としても使えます。

●『これでわかる古文・漢文』(文英堂)
 コンパクトに古文と漢文の基本を押さえたものです。

●『古文 基礎をしっかり固めるトレーニングノートα』(受験研究社)
 古文文法の基礎固め用です。

●『古文上達 基礎編 読解と演習45』(Z会出版)
 基礎固めから実戦練習まで、ひと通り対応できる良書として評価されています。

●『古文上達 読解と演習56』(Z会出版)
 難関レベル対策。実際には『古文上達 基礎編 読解と演習45』から過去問演習に入っても大丈夫です。

●『古文研究法』(洛陽社)
 今日、ちまたにあふれる古文参考書の原点とも言うべき参考書で、昔は上位難関大学受験生の多くがこれに挑みました。現在、古文の参考書を書いている教師・講師達は皆、これで鍛えられた世代だと言ってもいいでしょう。大学で学問として国文学を専攻できる土台を作ることを目指しているため、難しすぎると言ってもいいほどですが、読み物としても非常に優れています。


【漢文】
●『新・漢文の基本ノート 句形演習』(日栄社)
 漢文の勉強をゼロから始める人向きで、漢文の句法を学ぶのに最適とされます。入試には詳しすぎるぐらい、中味が十分濃いのに、「廉価本」なので、おトク感があります。

●『これでわかる古文・漢文』(文英堂)
 コンパクトに古文と漢文の基本を押さえたものです。

●『漢文 基礎をしっかり固めるトレーニングノートα』『基本漢文句法 基礎をしっかり固めるトレーニングノートα』(受験研究社)
 漢文の基本・句法の基礎固め用です。

●『三羽邦美の超基礎国語塾 漢文ヤマのヤマ』(学研プラス)
 定番本の1つですが、初心者向けというよりは既習者向けです。

●『漢文入門 句形の理解から演習まで』『漢文道場 入門から実戦まで』(Z会出版)
 「入門」で設問対応力の土台を構築し、「道場」で入試レベルの実戦力・得点力を獲得することを目的としています。

●『チャート式 基礎からの漢文』(数研出版)
 昔ながらの参考書ですが、今なお色あせない「総合力」を持った、辞書系漢文参考書です。

●『漢文法基礎  本当にわかる漢文入門』(講談社学術文庫)
 受験参考書をはるかに超えたZ会伝説の名著です。


【小論文・面接】
●『小論文・面接の時事ネタ本 医・歯・薬・福祉系編』『小論文・面接の時事ネタ本 看護・医療・介護系編』『小論文・面接の時事ネタ本 保育士・幼稚園教諭系編』『小論文・面接の時事ネタ本 教育・教員養成系編』(学研プラス)
 小論文・面接などによる「人物評価」重視の流れが強まっている分野がありますので、要注意です。

●『小論文の時事ネタ本 人文・国際・情報系編』『小論文の時事ネタ本 社会科学系編』(学研プラス)
 小論文に使える材料は「経験」「知識」「考え」の3つですが、「知識」と「考え」だけはこういった「ネタ本」を効果的に使って、短期集中型インプットが可能です。

●『小論文 時事テーマとキーワード 医歯薬獣編』『小論文 時事テーマとキーワード 看護医療編』『小論文 時事テーマとキーワード 社会科学編』『小論文 時事テーマとキーワード 教育・教員養成編』(旺文社)
 それぞれの関連分野における必須「テーマ」と「キーワード」について、知っておくべき基本的知識と見解を詳しく説明しています。

●『医学部進学のための特別講座 医学・医療概説』(河合塾)
 かなり本格的な「医学部受験対策用ネタ本」です。医学部受験英語にも使えます。

●『医学部面接ノート』(代々木ライブラリー)
 国公立大学・難関私立大学医学部面接試験対策用テキストで、「模範解答例」と「面接体験記」が参考になります。





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